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故 篠原一男氏原設計「白の家」移築新築工事

外観
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「白の家」は名建築家故「篠原一男」氏が設計し1966年に竣工した有名な現代住宅建築です。この度弊社がこの建替え工事を施工するという機会に恵まれました。当時の建築雑誌に数多く取り上げられ、多くの建築家や建築志望の若い人達に影響を与えました。なかには出雲大社、伊勢神宮と並ぶ日本を代表する建築物だと評価している人もいるそうです。
10m四方の正方形の平面の上に、軒の出1.5mというピラミッド型の瓦の大屋根が乗っています。外壁は白い漆喰(しっくい)が塗られ、一見、古民家を感じさせる建物です。また、室内は、平面を少しずらして大きく二分され、広間は建物の中心に立てた丸太大黒柱と白い空間、また最大限に開けられた窓と大きな障子が作り出す抽象的で新鮮な空間となっています。 この様な、有名な建物でしたが、建設当時から敷地が都市計画道路上にあり、この度立ち退きし移築・建替えすることになりました。
ただ、東京オリンピック前後の建物であり、建築に係る諸法規も今では当時と大きく変わってしまい耐震性、防火性など相応な変更が必要となりました。やむなく今回再利用するのは、建物の中心に建つ大黒柱と唐傘を広げた時の傘骨ように組まれた屋根の小屋組みだけとして計画されました。
少しでも多く再利用し移築したいという関係者皆様の希望とは裏腹にかなりの部分を新規部材とした限りなく新築に近い建替えの計画となりました。

工事概要

所在地 東京都杉並区
発注者 個人
設計 原設計:篠原一男 移築監修:白澤宏規 (協力:井上忠好) 移築設計:澤田佳久建築研究所、TOMO空間研究所
施工 株式会社松下産業
建物用途 住居
構造・規模 木造、地上2階
竣工 2008年5月
写真 クドウフォト